池袋晶葉が可愛い!だけじゃない!デレマスの全アイドルの中でも屈指のストーリーを持っているということを示す重要な点3つを説明する
長いのが面倒だって人は、途中から読んでもいい。なんだったら目次だけ読んだ後に「池袋晶葉を形作るもの」だけを読んでください。2020年4月17日から始まる総選挙とボイスアイドルオーディションで池袋晶葉に投票して。
はじめに
この記事は考察であり、池袋晶葉の正体を見定めるための物である。池袋晶葉の初登場は2011/12/28開始のイベントでの報酬だ。それから9年経った現在でも、彼女の過去には謎が多い。シンデレラガールズのアイドルの中には過去についての考察があまり意味をなさない者も多いだろうが、池袋晶葉についてはそうはいかない。図1の例のように、池袋晶葉には決して明るいとはいえない過去を示唆するテキストがいくつかある。しかし、彼女について長期間にわたり追い続けた人でないかぎり、いや、熱心なPであったとしてもその実態を捉えるのは困難だ。
この記事では池袋晶葉の過去に焦点を当て、池袋晶葉というアイドルについて理解を進めるための手がかりを作り出すことを目指す。ただし、あくまで2020年3月上旬までに開示された情報を元にした筆者モノティーの妄想に近い考察であることには留意いただきたい。
彼女の過去は今の彼女を形作る上で大きな影響を持っており、それはけして明るいものではない。彼女と共に歩むプロデューサーという役割を演じるのであれば、彼女が背負う物を見定めるべきであろう。そして願わくばその一部だけでも共に背負うことを欲するものである。
前提
池袋晶葉のスカウト経緯はモバマスとデレステで大きく異なっている。その差異については必要であれば考察していくが、少なくとも今回焦点を当てる「彼女の過去」についての設定に大きな差異がないことを前提に考察を行う。
情報の収集
ここではmobageの「アイドルマスターシンデレラガールズ」およびAndroid・iOSアプリ「アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ」において読むことができる(できた)テキストなどから、池袋晶葉の過去を推測する手がかりとなり得るものを収集し、筆者の推測を記していく。
カード名などは特に記載が無ければmobageアプリのカードを指す。また、プロデューサー名が入る箇所は「[プロデューサー]」と置き換えた。
自分自身の外見的魅力には自身が無い
[ひな祭り]池袋晶葉+
「馬子にも衣装…かな?」
[異才のお嬢様]池袋晶葉
「ロボばかりの私が、お嬢様らしくピアノにチャレンジなんて」
自分自身の才能にも自信が無い
ぷちセリフ ぷちTOP 各Lv共通
「私は天才だが、ぜんぜん天才じゃない。そんなことは分かってる…分かってるんだ!」
2015年七夕 短冊
「本当の天才になりたい…!」
アイドルになる前はロボットを披露する場や見せる友人などが無かった
[ムーンライトバニー]において
「やっぱりアイドルは楽しいな! 披露する場があるというのはいい!」
ぷちセリフ ぷちTOPLv21~30限定
「放課後はすぐに家に帰ってロボ制作だし、最近はアイドル活動で…学校に思い出がないなぁ」
偏見に苦しんでいた
[天才ロボ少女]池袋晶葉 親愛度MAX
「[プロデューサー]、私の事を色眼鏡で見ないでちゃんと評価してくれていたんだな…嬉しいぞ!」
デレステ 池袋晶葉(R)親愛度
「[プロデューサー]は、私のことを色眼鏡で見ないで、ちゃんと評価してくれるんだな」
孤独に苦しんでいた
[天才ロボ少女]池袋晶葉+
「天才はいつも孤独というが、[プロデューサー]がそばに居てくれたら私は孤独ではないな…!」
デレステ 池袋晶葉(R)ホーム
「ずっと孤独だと思っていたのに…。まったく、どうしてくれるんだ…」
元々は人前に立ったり目立つのが苦手だった
ぷちセリフ ぷちTOP Lv1~Lv10
「積極的に挑戦していく…が、私は本来、日陰者だ。できればひと前にでるのはNGの方向で…」
デレステ 池袋晶葉(R+) ホーム
「ひ、人前は緊張するな。大丈夫、対策は立ててきた。深呼吸だ…」
他のアイドルの問題を解決して回る
これについてはTwitterでまとめた物をツイートしてたので(ちょっと古いが)それを貼る。
シンデレラロード大石泉ルート3話により、池袋晶葉救援履歴にさらなる追加が入ることに(半年くらい前に作った画像)
— モノティー (@monotea_error) 2019年11月12日
人助けしてばかりだぞ池袋晶葉
#第5回オラ担選手権秋スペシャル pic.twitter.com/RpMJNZGo2S
収集した情報を元にした問題点の抽出
ここまでで収集した情報だけでも簡単にわかる明確な事実がある。本人の発言に明確な食い違いが発生している物が多くあるということだ。これはシンデレラガールズのテキスト班がミスをしたとかいうことではない。明らかに池袋晶葉が「そう見えるように演じている」が「実際にはそうではない」という設定を持っている。
問題点1:天才を自称する一方、自分自身が天才ではないと認めている
池袋晶葉は「天才だから」と頻繁に言う。「この天才に任せろ」([天才ロボ少女]池袋晶葉 マイスタジオ)「天才はなかなか理解されない([ハッピー☆ジーニアス]池袋晶葉 ガチャセリフ)」。
一方で既に挙げたように、自身が天才でないことを認めている。孤独である理由に「天才」を挙げているにも関わらず。
問題点2:目立つのが嫌いなはず(特にアイドルになる前は)なのに、非常に目立つ服装や行動をしている
池袋晶葉は特に初期においてたびたび「裏方の方が似合っている」というような言動をしていて、自分自身ではなくロボットの方だけをステージに上げたいようなことを言う。一方で、彼女は普段から白衣を身にまとい大きな髪飾りを着けて生活をしていた。どう考えてもその方が目立つにも関わらず。
問題点3:偏見を嫌っているはずなのに、いかにもロボット博士然とした言動をしている
池袋晶葉からある程度の信頼を得ると 「色眼鏡でみないでくれた」という発言をプロデューサーにたいして行う。一方で芝居がかった喋り方や白衣、アンダーリムの眼鏡、大きな髪飾りなど、まるで「偏見を持った目で見ることを誘う」ような行動だ。偏見を嫌うような発言をしているにも関わらず。
池袋晶葉を形作るもの
私の推測では、池袋晶葉が「白衣」「アンダーリムの眼鏡」「大きな髪飾り」「自らを天才と呼び、不遜な言動をする」これら全てが、池袋晶葉の意図を持った「演出」あるいは「演技」だと考える。なぜ彼女は演技をする必要があったのか?ここで最後に私の推測をまとめるとしよう。
彼女は元々ただの「ロボット好きの少女」だった。だが、ここで「偏見」という問題が発生する。ロボット好きの少女には「女の子なのにロボットなんて」「理系の人間、気持ち悪い」といった偏見と差別がぶつけられる。それにより彼女は孤立し、「孤独」となる。だが、彼女は一つ、解決法を見つけた。「理系のロボットオタクでも周囲に認められる存在」を見つけた。マンガやアニメに出てくる「天才ロボット博士」である。自らをフィクションの存在に同一化させることで、最低限自らの身を迫害から守ることができるようになった。しかし、彼女は本物の天才ではなかった。飛び級して大学を卒業するような本物とは違う。だからこそ、彼女は演技に頼ることになった。「天才ロボ少女池袋晶葉」はこうして完成した。
これが私が推測した、池袋晶葉という少女のオリジンである。
そしてもう一つ。池袋晶葉が抱えていた問題の中で、アイドルになることで解決を得た物が一つある。「孤独」だ。アイドルになることでプロデューサーを、そしてほかのアイドルという仲間を得て、彼女は孤独ではなくなった。これは先述のセリフで挙げたとおりだ。だがそれで彼女は満足するだろうか?否、「孤独」となる根本的な原因は何も解決していない。彼女は先述の通り「問題を解決する」性質も持っているため、根本的な問題を解決したいと思うはずだ。 彼女はアイドルを続けることによって、自らと同じように孤独になる者がいなくなる世界を……創りたいと思っているのではないか。
最後に
こうやって色々書きましたが、実際のところ単なる二次創作と思って聞き流していただいても全然問題ないです。公式以外は全部妄言。
ちなみにこの考察を元にした感じの二次創作SSを書いてました。https://www.pixiv.net/users/797658/novels
2020年4月1日、エイプリルフールのVRコミュで池袋晶葉は大石泉・高峯のあ・八神マキノとともに三好紗南を助けに現れるという役どころで登場しました。むっちゃ可愛くてコミカルな動きに多くのPが惚れたと思いますが、観てない人はまだデレステ内のシアターやデレスポで観られるので観てください。池袋晶葉はアニメに出ていないので、「池袋晶葉がどういう動きをするのか」がわかる貴重な機会です。
池袋晶葉の出番の多くは何かを演じてるとか、誰かを助けているとかで、本人の内面に迫るような出番はあまりありません。そう、掘り下げが欲しいのです。そのために!総選挙とボイスアイドルオーディションで池袋晶葉に投票することを呼び掛けています。皆も池袋晶葉を応援しよう!楽しいよ!